2023年04月14日

2023年 第14週(4月3日~4月9日)

■インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症に関する情報
~新型コロナウイルス感染症~
 兵庫県内の新型コロナウイルス新規感染者数は今週 1,940 人(先週 1,594 人)で、先週の 1.2 倍となり増加傾向になっています。
年齢別においては、50 歳代が 16%と最も多く、20 歳及び 40 歳代が各々15%、30 歳代が 13%となっています。
新型コロナウイルス新規感染者数は、全国的に増加傾向になってきています。4 月から学校等も始まり、人と接触する機会が増えてきました。
感染症拡大を防止するためにも、引き続き基本的な感染症予防対策をお願いします。

~インフルエンザ~
 定点あたり患者数は、今週 1.79 人(先週 2.56 人)と減少しました。
 直近の 5 週間に県内の定点医療機関から報告された患者 5,068 人の年齢分布では、5~9 歳が 40%、0~4 歳が24%で、15 歳未満が全体の 85%を占めています。
 また、当研究所では今シーズン、県内の患者からAH3 亜型(A 香港型)85 件、B 型(Victoria 系統)1 件のインフルエンザウイルスを検出しています。
インフルエンザの予防には、ワクチン接種、手洗いが有効です。
また、感染が疑われる場合は、マスクの着用、咳エチケット、早めの受診が重要です。

■全数把握感染症
~梅毒~
 今週 6 人(先週 8 人)の報告があり、今年の累積患者数は 107 人となりました。
過去 5 年間の同時期の累計患者数が最も多くなっています。
 性別では、男性 77 人、女性 30 人と男性が多く、年齢階級別では、男性は 20 歳代及び 40 歳代が各々22 人、50歳 14 人、30 歳代が 8 人、女性は 20 歳代 12 人、30 歳代 7 人、40 歳代 6 人の順で多くなっています。
 病型別では、早期顕症梅毒のⅠ期が 57 人、Ⅱ期が 38 人、無症状病原体保有者が 12 人となっています。
感染原因は、性的接触 68 人(異性間 52 人、同性間 4 人、不明 12)、原因不明 39 人で、推定感染地域は、国内46 人、国外 1 人、不明 60 人でした。

【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2023年4月13日更新)