2023年06月09日

2023年 第22週(5月29日~6月4日)

■新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する情報
~新型コロナウイルス感染症(COVID-19)~
 兵庫県内の定点あたり患者数は今週 2.89 人(先週 2.36 人)となり、先週から増加しました。
地域別では、福崎保健所管内が 9.50 人と最も多く、加古川保健所管内 5.64 人、赤穂保健所管内 5.17 人となっており、年齢別では、10 歳代が 20%と最も多く、次に 50 歳代 12%、5 歳~9 歳が 11%となっています。
 新型コロナウイルス感染症は 5 類に移行しましたが、ウイルスの感染力や病原性は以前と同じです。
引き続き 3 密(密接、密集、密閉)の回避、手洗いや手指消毒、効果的な換気、マスクの適切な着用など、自主的な感染症対策をお願いします。

■全数把握感染症
~重症熱性血小板減少症候群(SFTS)~
今週1人の報告があり、今年の累積患者数は 3 人となりました。
 SFTS は、主にウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染するダニ媒介感染症です。
 主な症状は原因不明の発熱、嘔吐下痢などの消化器症状、血小板減少、白血球減少などが認められ、重症化すると死に至ることもあります。
潜伏期間は 6~14 日で、治療薬はなく対症療法となっています。
 マダニの活動が活発となる春から秋にかけて、ハイキングや草むらに入る場合は、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用して肌の露出を少なくする、虫よけスプレーを活用する、帰宅後すぐに入浴し着替えるなどの予防対策が必要です。
また、山野へ入った 2 週間内に発熱や発疹が出た時はすぐに受診し、その時の行動を伝えることが重要です。

【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2023年6月8日更新)