2023年04月28日
2023年 第16週(4月17日~4月23日)
■インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症に関する情報
~新型コロナウイルス感染症~
兵庫県内の新型コロナウイルス新規感染者数は今週 2,066 人(先週 1,870 人)で、先週の 1.1 倍と増加しています。年齢別においては、50 歳代が 15%と最も多く、20 歳代及び 40 歳代が各々14%、10 歳代及び 30 歳代が各々13%となっています。
これから大型連休に入り、期間中は外出の機会が増えることが予想されるため、感染が再拡大する可能性があります。
今後も基本的な感染症対策をお願いします。
~インフルエンザ~
定点あたり患者数は、今週 1.19 人(先週 1.49 人)と減少しました。
直近の 5 週間に県内の定点医療機関から報告された患者 2,322 人の年齢分布では、5~9 歳が 37%、0~4 歳が 29%で、15 歳未満が全体の 82%を占めています。
臨時休業の施設別発生状況では、今週 1 件(先週 0件)の報告がありました。
内訳は学年閉鎖 1 件、施設別では、小学校 1 件です。
また、当研究所では今シーズン、県内の患者から AH3亜型(A 香港型)91 件、B 型(Victoria 系統)1 件のインフルエンザウイルスを検出しています。
■全数把握感染症
~腸管出血性大腸菌感染症 ~
今週 2 人の報告があり、今年の累積患者数は 16 人となりました。
性別では男性 5 人、女性 11 人、年齢階級別では、10 歳未満が 5 人、10 歳代が 3 人、20 歳代、30 歳代、40 歳代及び70 歳代が各々2 人となっています。
O 血清群別は、O157 が 11 人、O26、O128、O146が各々1 人で、感染経路として、経口感染が 3 人から報告されています。
肉・レバーなどの食品はよく加熱し、生食は控える、箸を使い分ける、普段から手洗いを励行するなどの感染予防が大切です。
溶血性尿毒症症候群(HUS)等の重篤な合併症を発症しやすい小児・高齢者は特に注意が必要です。
【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2023年4月27日更新)