2023年 28週
～新型コロナウイルス感染症
（COVID-19）、
腸管出血性大腸菌感染症 ～

2023年 第28週（7月10日～7月16日）

■新型コロナウイルス感染症（COVID-19）に関する情報
～新型コロナウイルス感染症（COVID-19）～
　兵庫県内の定点あたり患者数は今週 10.74 人（先週 8.36 人）となり、先週から増加しました。
　地域別では、福崎保健所管内が 33.50 人と最も多く、赤穂保健所管内 16.50 人、加古川保健所管内 14.21人となっており、年齢別では、10 歳代が 25％と最も多く、次に 5 歳～9 歳が 13％、40 歳代が 11％となっています。
　また、社会福祉施設等において、今週 4 件（先週 0 件）の集団発生が報告されています。
　感染が急速に拡大しています。今週から夏休みに入りますが、感染拡大を防ぐためにも、帰省やレジャー等の際には、場面に応じて３密（密接、密集、密閉）の回避、手指消毒、効果的な換気、マスクの適切な着用など、感染症対策をお願いします。

■全数把握感染症
～腸管出血性大腸菌感染症～
　今週 9 人の報告があり、今年の累積患者数は 44 人（内 HUS 1 人）となりました。
性別では男性 15 人、女性 29 人、年齢階級別では、20 歳代が 8 人、30 歳代及び 40 歳代が 7 人の順に多くなっています。
　O 血清群別は、O157 が 26 人、O26 及び O115 が3 人の順で多く、感染経路として、経口感染が 15 人から報告されています。
　肉・レバーなどの食品はよく加熱し、生食は控える、箸を使い分ける、普段から手洗いを励行するなどの感染予防が大切です。
溶血性尿毒症症候群（HUS）等の重篤な合併症を発症しやすい小児・高齢者は特に注意が必要です。

【兵庫県感染症情報センターより参照】
（2023年7月20日更新）