2023年05月12日
2023年 第18週(5月1日~5月7日)
■インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症に関する情報
~新型コロナウイルス感染症~
兵庫県内の新型コロナウイルス新規感染者数は今週 2,227 人(先週 2,508 人)で、大型連休中で医療機関が閉院しているということもあり、先週から減少しています。
年齢別においては、50 歳代が 16%と最も多く、20 歳代及び 40 歳代が 15%、30 歳代 14%となっています。
今週、兵庫県では新規感染者数が減少しましたが、今後増加に転じる可能性があり、また全国的にも増加傾向にあります。
感染症拡大防止の為にも、引き続き 3 密(密接、密集、密閉)の回避、手洗いや手指消毒、効果的な換気、マスクの適切な着用など、自主的な感染症対策をお願いします。
~インフルエンザ~
定点あたり患者数は、今週 1.25 人(先週 1.32 人)と減少しました。
直近の 5 週間に県内の定点医療機関から報告された患者 1,387 人の年齢分布では、5~9 歳が 34%、0~4 歳が 30%で、15 歳未満が全体の 80%を占めています。
臨時休業の施設別発生状況では、今週 5 件(先週 9件)の報告がありました。
内訳は学級閉鎖 5 件で、施設別では、小学校 3 件、中学校 2 件です。
また、当研究所では今シーズン、県内の患者から AH3亜型(A 香港型)92 件、B 型(Victoria 系統)1 件のインフルエンザウイルスを検出しています。
■全数把握感染症
~レジオネラ症 ~
今週 2 人の報告があり、今年の累積患者数は 20 人となりました。
性別分布は、男性 10 人、女性 10 人、年齢分布は70 歳代 8 人、60 歳代及び 80 歳代が各々4 人、90 歳代が 2 人の順で多く、50 歳以上が全体の 90%を占めています。
病型別では、肺炎型が 18 人、ポンティアック熱型が 2 人で、推定感染地域は兵庫県内が 11 人、その他国内が 3 人、不明が 6 人となっています。
感染原因として、水系感染が 5 人、塵埃感染が 2 人から報告されています。
【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2023年5月12日更新)