2023年11月03日
2023年 第43週(10月23日~10月29日)
■インフルエンザに関する情報
~インフルエンザ~
定点あたり患者数は、今週24.95人(先週 23.36 人)と増加しました。
地域的には、県内 17 保健所管内中、姫路市、明石市、加古川、龍野、福崎及び朝来保健所管内で警報レベル開始基準値以上(定点あたり患者数 30.0 人)、神戸市、西宮市、芦屋、伊丹、宝塚、加東、赤穂、豊岡及び洲本保健所管内で注意報レベル基準値以上(定点あたり患者数 10.0 人)となっています。
直近の 5 週間に県内の定点医療機関から報告された患者 15,824 人の年齢分布では、5~9 歳が 33%、10~14 歳が 29%で、15 歳未満が全体の 75%を占めています。
臨時休業の施設別発生状況では、今週 435 件(先週 381 件)の報告がありました。
内訳は全校閉鎖 2 件、学年閉鎖 77 件、学級閉鎖 356 件、施設別では幼稚園 13 件、小学校 271 件、中学校 119 件、高等学校 32 件で
す。
社会福祉施設等においては、今週 7 件(先週 3 件)の集団発生が報告されています。
また、当研究所では今シーズン、県内の患者からAH3 亜型(A 香港型)26 件、AH1pdm0911 件のインフルエンザウイルスを検出しています。
定点あたり患者数及び学級閉鎖等の報告数が多い状況が続いています。
インフルエンザの予防には、ワクチン接種、手洗いが有効です。
また、感染が疑われる場合は、マスクの着用、咳エチケット、早めの受診が重要です。
■COVID-19(新型コロナウイルス感染症)に関する情報
~COVID-19(新型コロナウイルス感染症) ~
兵庫県内の定点あたり患者数は今週2.40人(先週 3.31 人)となり、減少しました。
地域別では、福崎保健所管内が 10.50 人と最も多く、赤穂保健所管内 6.33 人、宝塚保健所管内 5.78 人となっており、年齢別では、10 歳代が 19%と最も多く、50~59 歳が 12%、5~9 歳及び 40~49 歳が各々10%となっています。
新型コロナウイルス感染症の定点当たり報告数は減少傾向にありますが、県民の皆様には引き続き3密の回避、手指消毒、効果的な換気、マスクの適切な着用といった基本的な感染症対策をお願い致します。
【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2023年11月2日更新)