2023年09月15日

2023年 第36週(9月4日~9月10日)

■新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する情報
~新型コロナウイルス感染症(COVID-19)~
 兵庫県内の定点あたり患者数は今週 15.27 人(先週 14.19 人)となり、増加しています。
 地域別では、朝来保健所管内が 37.33 人と最も多く、福崎保健所管内 26.50 人、赤穂保健所管内 25.83 人となっており、年齢別では、10 歳代が 23%と最も多く、5~9 歳 19%、1~4 歳及び 40 歳代が各々9%となっています。
10 歳代の割合が先週と比較して増加しています。
 また、社会福祉施設等において、今週 10 件(先週 7 件、1 件追加あり)の集団発生が報告されています。
 依然として定点あたり患者数が高い状態が続いています。
県民の皆様には引き続き3密の回避、手指消毒、効果的な換気、マスクの適切な着用といった基本的な感染症対策をお願い致します。

~インフルエンザ~
 定点あたり患者数は、今週 3.83 人(先週 2.23 人)と増加しました。
地域的には、県内 17 保健所管内中、朝来保健所管内で注意報レベル基準値(定点あたり患者数 10.0 人)以上になっており、注意が必要です。
 今週、県内の定点医療機関から報告された患者 759 人の年齢分布では、5~9 歳が 32%、0~4 歳が 13%で、15 歳未満が全体の 70%を占めています。
 臨時休業の施設別発生状況では、今週、51 件(先週 5 件)の報告がありました。
内訳は学年閉鎖 10 件、学級閉鎖 41 件、施設別では小学校 39 件、中学校 11 件、高等学校 1 件です。
社会福祉施設等においては、2 件(先週 0 件)の集団発生が報告されています。
 また、当研究所では今シーズン、県内の患者から AH3 亜型(A 香港型)5 件、AH1pdm09 1 件のインフルエンザウイルスを検出しています。
 学校等からの学級閉鎖の報告が急増しています。
インフルエンザの予防には、ワクチン接種、手洗いが有効です。
また、感染が疑われる場合は、マスクの着用、咳エチケット、早めの受診が重要です。

【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2023年9月14日更新)